
September 26, 2007Future social studies teachers at Okinawa International University prepare banners for the island-wide textbook protest on Saturday, September 29.
嘘のない教科書を 沖国大生・参加呼び掛ける
県民大会実行委員会を設立し、学生らに参加を呼び掛けている社会科教諭を目指す沖国大学生有志=25日、沖国大
「嘘教えるの?」「GIVE ME Real Text(真実の教科書をくれ)」。29日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」まであと3日。各地域、団体が大会の機運盛り上げに取り組む中、学生の動きも活発化している。沖縄国際大学では社会科教諭を志す学生が25日、実行委員会をつくり、学生への参加呼び掛けを始めた。大会に「1人では参加しにくい」といった学生らに、共に参加する場を提供するのが目的で、実行委員は「最低50人は集めたい」と意気込んでいる。
参加を呼び掛けている沖国大の中学校社会科・高校地理歴史科・高校公民科の8つのゼミの有志の多くは、3月の検定直後は大きな問題としてとらえていなかったという。だが6月に教育実習で現場に出て、教科書の大切さをあらためて知った。
松岡綾乃さん(22)=4年=は「教材研究をして教壇に立ったとき、教科書が最も大切だと思った。教師として嘘(うそ)を教えるのはいけないと思った」。佐藤敬明さん(23)=同=は「教師は片手にチョーク、片手に教科書を持ってみんなの前に立つ。教科書に真実が書いてなければ駄目だ」。実習を通して、それぞれ認識を新たにした。
「嘘教えるの?」などのメッセージはプラカードで示し「自分たちが直感で思ったことを素直に伝えたい」=新里豪さん(22)、4年=と、心の叫びをそのまま文字にした。そのほかオリジナルのうちわを作ったり、会場にメッセージボードを用意して、参加者にメッセージを書いてもらう。当日は正午から宜野湾海浜公園多目的広場側のトイレ前で約1時間、教科書検定問題に関する勉強会も開く。
平良瑞季さん(21)=4年=は「思いを持っていても、意思表示できない学生も多い。みんながいるからこそ何かを訴えられる場にしたい」と話す。(深沢友紀)